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コメント

 投稿者:高橋英利メール  投稿日:2012年 2月12日(日)15時12分31秒
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  ■コメント
>私は現時点において、グルジェフ思想の体系とは、自分自身の否定的側面(「囚われ」と呼ばれているようです)を直視することによって精神的に成長し、「本当の自分」に目覚めることを目的としているのではないか、と考えています。私が先に「グルジェフの真我論」と呼んだのは、このような内容を指しています。

了解しました。
ただここで述べられている概念の多くは「性格分析エニアグラム」をやる方々の表現になります。
グルジェフも似たような事をいっているのですが、微妙にニュアンスが違うんです。「本当の自分」に目覚めなさい…という言い方よりも、「君達は自分の意志があるのだと勘違いしているようだが、通常の君達は、愚鈍で眠りこけており、真の自分自身を探すどころか、自分自身の『主人』をすらまだ確立していないのだ。」というような事を述べています。

別のところで、こんな一言もあります。(意訳ですが…)
『よく偽善的に人のために尽くしたいと軽々しく述べる人がいるが、彼らは何も分かってはいない。
真に利他的な人間は、まず驚くほど利己的な人間にならなければならない。』

ここら辺の発言を聴けば聴くほど、タイプ8(支配者)の言説だなと想うのです。
グルジェフがやろうと思えばできたのに、エニアグラムを性格分析まで敢えて発展させなかった理由は、彼自身の分析を弟子達にされたくなかったからではないかと考えています。

>グルジェフのこうした「真我論」は、オウム真理教のそれと基本的に同型なのではないか、ということです。

そうですね。その意味ではそうだと思います。
僕達は、自分自身の否定的側面ばかりを見つめていました。少なくとも僕自身はその傾向が強く、こうしたベクトルは支配者からみれば実に調御しやすかっただろうと思います。

>私が懸念するのは、グルジェフの体系とオウムの体系が基本的に同型であるとすれば、果たしてグルジェフのエニアグラムによって、麻原彰晃のパーソナリティを客観的に分析することは可能なのだろうか、ということです。

先に述べておくと、僕は、エニアグラムが完全だとは想ってはいません。あくまでひとつのメソッドとして捉えており紹介したものです。しかし、エニアグラム自体が全方位に批判性を持っています。(幾何学的にも)
この土俵ら逃れるために、「解脱」という概念を持ち出す禁じ手が彼(麻原)にはあると思います。

しかし、エニアグラムのタイプ論には、リソ&ハドソンの研究成果で、9つのレベル概念が導入されました。
それまでにはないものでしたが、より柔軟な体系に仕上がっています。

レベル1が精神疾患だとしたら、レベル9が悟りの境地を表します。
それが各タイプにそれぞれ存在します。

この時点で、すべてのタイプの善悪を網羅し、闇と光を矛盾なく表現できるものになったのです。

T8はいささか力への意志という原初の囚われにより、かなり大雑把で大胆な、時に無謀なチャレンジをします。
その際、それは一個人の枠組みを超えます。
その時、犠牲をいとわないのが、T8の特徴であり、これは善にも悪にも転がりえるのです。
聖者にも独裁者にも大量虐殺者にもなりえるのです。


・人は本質において基本的なタイプの枠組みから解放されないが、そのレベルは変動しうる。
・しかも隣り合うタイプ同士は干渉しあい、要素が交じり合う。
・そして各タイプはベクトルとして上昇の方向と下降の方向があり、そのままでいると重力に縛られるように下降の方向に向かう。

この成果をもって、鈴木秀子さんの初期の研究成果の不備は補われ、補強されいます。

なお、現在の性格分析エニアグラムには、グルジェフの唱える「高次思考センター」と「高次感情センター」が存在していません。
あくまでも3つのセンターのみで展開されたものになります。
グルジェフがもし存命であったならば、今のエニアグラムを「未完成」と言うと思います。

>高橋さんは、グルジェフの理論に卓越した利点を認めていらっしゃるのでしょうか。

グルジェフの思想というよりもエニアグラムの法則には卓越したものが認められます。
(グルジェフの思想では他に有名なもので「オクターブの法則」というものがあります。。。)

エニアグラムには数学的法則が含まれています。
幾何学的な美しさだけでなく、循環小数という姿が内在しています。

囚われの方向:下降の方向
1→4→2→8→5→7→1…

1/7=0.142857142857...

自然界の法則が人の世界の法則にも影響を与えている…という視点があります。

この数字を性格分析エニアグラムに当てはめて表現しなおすと、こうなります。

T1(完全主義)至高の存在を目指し
=>(敗北して)T4(悲観主義、ロマン主義)的になり、
=>(敗北して)T2(博愛主義、慈善行為)的になり、
=>(敗北して)T8(権力主義、傲慢、支配)的に変貌する
・・・

エニアグラムは、ツールとして抑えることで、人の癖のある心の軌跡を追いかけてゆくことができます。

これを神話に当てはめれば、ソフィアはT1です。父と合一したいという無理な欲求を持ちうる点において。
そしてT1から堕落して落ちていく人間の姿をエニアグラムでも表現可能なことが分かると思います。

ここら辺は思想体系というものではなく、あくまでも研究分野という位置づけで捉えていけるものだと思います。
 
 
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