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『いざなわれている世界』

 投稿者:高橋英利メール  投稿日:2012年 1月21日(土)17時30分3秒
  通報 編集済
  大田さん

また少し交流させてください。
言葉が零れ落ちてきます。

いささか唐突ですが…僕の頭の中で繰り広げられている「議論」のひとつです。


…それが言葉の世界であったとしても、現実の世界で出会った人であったとしても、その人の持つ魔性的な魅力がいかんなく発揮されたフィールドにおいては、読み手は彼を「追いかける」ことになる。

【引用はじめ】
レヴィナスとラカンはそのような「わざと分かり難く書く『大人』」である。彼らが量産する「邪悪なまでに難解なテクスト」が狙っているのは、「あなたはそのような難解なテクストを書くことによって、何が言いたいのか?」という「子供の問い」へと読者を誘導することである。そして、その問いを発したまさにその瞬間に、読者は「テクストの意味」ではなく「書き手の欲望」のありかを尋ねる「追う者」のポジションに進んで身を置く事になる。
テキストの語義を追う読みから、書き手の欲望を追う読みへのシフト。
レヴィナスとラカンが「分かりにくく書くこと」で読者にさせようとしているのは、まさにそのことなのである。
『他者と死者』~ラカンによるレヴィナス~/内田樹 p27
【引用終わり】


僕の体験してきた世界では、それは
ニーチェ、ドストエフスキー、リルケ、グルジェフ、クリシュナムルティ…の遺してきた遺産の中で行ってきた。
中でもこのラカンの態度に一番近いのがグルジェフ(彼はもっと性質が悪いだろう)で、彼の罠から逃れることができたのは、クリシュナムルティのおかげだったように想う。(非常に大雑把なことだが…)

それはロゴスの世界から始まって詩的世界、それに数々の宗教思想や神話の世界で、この「謎」に挑んできたように想う。
それはもはや「思想」としての響きより、もっと深い「真理」への扉…そう表現する他ないだろう…を自ら開けてみようと「いざなわれた」のだ。

そして、麻原という「目の前に現れた謎」に関しては、率直に述べたとおり、彼の意図を「追いかける」…はめになった。
その謎解きは、グルジェフの後に続いた難問だった。

もとより彼の事は、出会った当初から、この結末が予想されるような香が漂っていた。
それは、今までの出会ってきた人にはない、むしろ先ほどあげた文字の世界の偉人達のもつ匂いに似ており、しかし絶望的に自虐的なところ(僕はそれを見出している)は、彼らをも超えており、半端がなかった。

彼の深層で感じていたであろう絶望は「自殺」という一個人の身体の領域を超え、教団自体の自殺…そして国家の自殺を招くものだった。それも実行に移すまでの間、極めて理性的に、合理的にプランを練り上げ、他者を巻き込むエネルギーは、彼の信者に留まらず、まさに関わりのない人たちまでも巻き込むような影響力を持ち(その意味で関わりのない人は皆無となったのだ)、まさに危機一髪の「自殺未遂」で事件はようやく収束した。

そして当時、彼の特有の挑発的な説法における言説の中から、この魔性的な言語の中の「毒」を見出し、それを中和させるものは何もなかったし、誰もできはしなかった。気づいているものたちは大勢いたと想うのだが…彼らは、彼の中に落ちていった。

17年の後、その解毒作業に向かう勇敢な思想家が現れたとして、放射能を除去するのと同じく、それが極めて難儀であり、結果的に「避難」するしかない「落ち」になるか、もしくは、錯誤の末、「麻原と闘って勝った」と称す擬人が現れることが予想できる。

正直に自分の弱さを認めたうえで、その脅威に立ち向かうと、初めて「土俵」に上がることができる。
しかし、そこで気づくことがある。。。

この人物、果てしなく「孤独」であり、創世記における「神の寂しさ」に似た切なさを感じさえ、それ故、「何者よりも危うい存在」と成り果てている。

・彼が何を伝えたかったか?
・何をどのように解釈し、その末に、何を行いたかったのか…
それは彼個人の頭の中を超えて零れ落ち、いまや世界に広がっていると想う…

これを汚染と判断するのもひとつの観察であり、
また、これをウイルスの蔓延と捉えることもできるだろう…

そして解毒薬を製造するには、宿主を探し出さなければならないのであり、
それが、表面的にもチベット密教であったのならば、その密部から、その薬が出てくることを期待した。。。

しかし、どうだろう…僕は、チベット密教にはその「解毒薬」がないのだ…ということを生意気にも示したと想う。
そして、その反論すら…されなかったのだ。
 
 
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