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感想

 投稿者:北耕史メール  投稿日:2011年 6月 2日(木)14時34分31秒
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   「オウム真理教の精神史」を読みました。以下、単純かつ簡単ですが、感想を送らせていただきます。
 近代の学問たる宗教学の方法に忠実に、「信仰に対して可能な限り客観的な立場に自分を置く」等のルールを守りながらオウムを分析したから、見通しのよい構図を描くことができたのでしょう。オウムが、ロマン主義、全体主義、原理主義という思想的潮流が合流したところに発生したということがよく分かりました。
 日本でオウムが生まれた理由の分析にも教えられました。仏教が形骸化していたうえ、広範な都市化により人間の無個性化が進み、それを嫌悪する若者が増えていた。さらに、日本は過去に、神的な主権者を戴いて世界と戦って「滅亡」した経験があり、その影響で、キリスト教的終末論がリアリティを持った――。
 宗教学の方法を「根拠はもろく、企図は危うい」と認めつつ、「果たすべき役割がまだある」と主張する態度を潔いと感じました。そうした地点からは中沢新一のインチキさがよく見えるのでしょう。

蛇足 P160の7行目「この舞踊はアメリカでの講演も行われ」は「公演」、「前者は地上から抹消され、そして後者はキリストとともに地上に王国を建設する」(P179、1~2行)の前者と後者は逆ではないでしょうか。
 
 
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